2017.01.23

●17歳とは気づかずに・・●

本日もお立ち寄りありがとうございます。

 毎日 バタバタしておりましたら、すっかり更新が滞ってしまいました。

 寒いですねぇ。大寒ですよ。大寒。プラセボでもいいから早く2月4日を迎えて、春だと思いたい。

 老齢動物や、小鳥などの小動物が寒さにやられて、ぞくぞく来院しています。検査だ薬だとやる前に、まずは自宅に保温体制をつくってもらわないといけません。冷え切ってマトモに代謝できてない生き物に、なんの薬をあたえたって効きやしませんからね。

 そろそろ保温のやり方を解説したパンフレット作ろうかなと思います。

 さて。 むりやりタイトル関連のお話。

 生臭坊主って言葉がありますが、生臭神職ってのもいるんだなと、ニュースを見て笑っちゃいました。

 彼の場合、実家の神社のご神木が倒れて社殿が潰れたという事件が去年ありましたが、こんだけ目に見える派手な神罰があったにもかかわらず、全くブレることなく素行を改めない生き様。 こうなるともう プロの罰当たり とでもいいましょうか。逆にご利益がありそうです。

 彼にご祈祷してもらったら、見た目がアレな男性でもモテるようになるとか、もともとニブかった人に野生のカンが芽生えるとか、いろいろいい事がありそうです。謹慎中は実家で神職についてる可能性が高いですから、暇な人はお参りにいってみてください。

 私たちの分野だと、17歳だとは知らずに・・っていうエピソードは、ほぼないのですが、逆に17歳と知ってて麻酔をかけなきゃならないという恐ろしい出来事があります。

 無事に縫合が終わり、麻酔を切って、包帯をして、覚醒して気管チューブを抜いた瞬間の安堵感といったらありません。とりあえず術中死は免れた・・・。神様ありがとーございますぅ~って。

 この獣医、神頼みなのかよ。って思われるとまずいので、言い訳しときますけど、ちゃんとやるべきことをやった末での神様への感謝ですので、誤解なきようお願いします。

 でも、手術ってのは切りっぱなしじゃありませんからね。術後合併症なんてのもあるし。相手は動物だから、安静にできずに何しでかすかわからないし。

 2週間くらいして、傷も癒えて、問題も解決できて、抜糸も済んだところで、ようやく生きた心地がします。

 手術だけじゃなく、重症症例が続くと、トータルで 生きた心地がしてるの日の方が少なかったりして・・・・。 

 写真は、西表島の神々しい夕日。

 手を合わせて得られるご利益は・・・おさかなが釣れる とか イノシシが捕れる とか。

 やさぐれた獣医が、つかのま生きた心地を取り戻すのにも役立ちます。

 以上。三鷹・吉祥寺のペットドクター いのかしら公園動物病院の石橋でした。