2016.10.06

●雨宿り?●

本日もお立ち寄りありがとうございます。
 
 台風がなんとかそれてくれてよかったです。

 台風に備えてなんだか、たまたま巣が近くにあったんだか、よくわかりませんが、我が家には、とんだ雨宿り客がやってきました。

 大変だぁ~ という声に呼ばれて庭に出てみると、雨樋にびっしりとハチがはりついているから何とかしてくれ。とのこと。

 見ると、キアシナガバチの新女王およそ30匹が雨樋の角にとまっています。

 今年はなぜか、やたらとキアシナガバチが多くて、庭の柑橘系に育つアゲハチョウの幼虫がすべて食べられてしまいました。

 去年の秋の長雨で、ただでさえアゲハチョウの個体数が少ないというのに、わずかな次世代もぜんぶやられてしまって、来年の春も引き続き蝶の少ないスタートとなりそうです。

 キアシナガバチは、毒蛾の幼虫(毒毛虫)も食べてくれるので、そんなに邪魔扱いしてはいけないのですが、この時期の個体は、洗濯物の中で暖をとったりして、なにかとキケンなので、よそに行ってもらうことにしました。

 かつて、服の中にいたアシナガバチに気づかずに、洗濯物が引き出しにしまわれ、それを着て小学校にいき、突然の激痛の連打にパニックになった記憶が思い出されます。

 あれは怖かった。なにしろ正体不明の痛みが、次々と胸から喉にかけて襲ってきて、最後に襟元からブ~ンってアシナガバチが飛び立ったという・・・。

 むしろハチだと判った瞬間のほうが怖くありませんでしたね。ああ ハチだったんだ・・・よかった、変な病気とかじゃなくて・・・って。

 今思えば、アナフィラキシーショックを起こさなくてよかったなと思います。あそこで意識を失っていたら、先生も校医も原因を特定するのに時間がかかったでしょうからね。

 この時期、冬眠にそなえて、新女王蜂がウロウロしていますので、皆さんも洗濯物の取り込み時には、よく観察してから畳んでくださいませ。

      以上。三鷹・吉祥寺のペットドクター いのかしら公園動物病院の石橋でした。