2016.08.08

●デザイン●

本日もお立ち寄りありがとうございます。

 マダム・ジャカランダから、「うちのキッチンにいたんだけど これ何?」ってメールとともに、ムシの写真が送られてきました。
 
 最近は、スマホのカメラの性能がいいので、ちっちゃなムシの姿も、かなり鮮明にうつるので、種類の識別がだいぶ楽になりました。

 昔は、ピントの精度も画質も実用レベルではなかったし、おまけに虫が怖い人が震えながら撮影してくるもんだから、「この写真じゃわからない」としか言いようのない問い合わせばかりでした。

 虫が怖いのに、私に見せたらなんか喜ぶんじゃないかと送ってくれる方。年配の女性に多いです(笑)もう少し、若い女性層からの支持を得たいところですが、なにしろ、ご配慮感謝いたします。

 撮影者の興奮冷めやらぬ証言だけ聴くと、すごく素敵な虫だったみたいで、私としてはすごい気になるのに 結局なんだかさっぱりわからないぶん 逆にフラストレーションがたまったりします(笑)

 今回 送られてきた画像は、トリバガ科の蛾で、おそらくブドウトリバという虫です。鳥の羽みたいにケバケバしてるから鳥羽蛾っていうらしいです。

 蚊(カ)と見まごうばかりの頼りなくて小さなムシですが、よく見ると、すごい造形美をもった素晴らしい生き物です。

 ポケモンGOなんかやってないで、足元の自然に目をむけなさいよと やくみつる先生もおっしゃってましたが、まさにその通り。

 感動は身近な自然の中にいつでも転がっています。

 写真をそのまま載せると、女性読者に嫌われるということは、離れ小島ナミ子先輩のアドバイスでわかってますから、イラストにしました。

 イラストも、私の場合、博物画のように超リアルに描く癖があるので、今回はシルエットだけにしました。

 なかなかいい感じ。

 神様の創造物をそのまんま真似して書くと、うまくみえる・・・ クリスチャン・ラッセンのリトグラフと同じズルさでございます。

     以上。三鷹・吉祥寺のペットドクター いのかしら公園動物病院の石橋でした。