2016.07.28

●不思議な話●

本日もお立ち寄りありがとうございます。
 
 皆さま ポケモンは沢山つかまりましたか?

 私はスマホはおろか携帯すらもってないんで、なんのこっちゃなんですけどね。

 仮想空間でファンタジーを追い求めるのもいいですが、不思議な出来事ってのは、現実の世界で起きてこそ不思議さが際立つものでございます。

 今日はそんな話をば・・・。

 急に具合の悪くなったカメさん。問診上、ここまで状態が悪化するほどの飼育管理上の問題は起きてない様子。 でも かなり危険な状態。

 飼い主さんのお話しでは、仲良しだったワンコが亡くなってしまったらしく、そのとたんに具合が悪くなったのだとか。

 そもそもこのカメさん。今は亡きワンコが、若くて元気だったころ、散歩の途中でいきなり飼い主さんを違うルートにひっぱっていき、連れていかれた場所におちていたカメさんなのだそうです。

 放置しておいたら、すぐにでも車に轢かれる状況で、あわてて飼い主さんはカメさんを救出。以来、自宅で育ててきたんだそうです。

 カメさんがワンコを命の恩人と思ったのかどうかはわかりませんが、水槽の前をワンコが通るたびに、カメさんはワンコに駆け寄って(泳ぎ寄って)大騒ぎしていたそうです。ワンコのことが大好きだったんですね。

 そんな、ワンコとカメさんの友情が数年間つづいたのち、ワンコは亡くなってしまいました。種の違いで寿命のスパンが違うのはつらいところです。

 意気消沈したカメさんは、しまいには重度の肺炎になってしまい、今回、私のところに運ばれてきたということなんですが、 なんか切ない話ですよね。

 天国のワンコに カメさんの回復をお願いしつつ、なんとか頑張って治療を続けようと思います。

 写真は、ひとつ前の記事の、採尿道具の実際の使い方を示した画像です。参考にしていただければ幸いです。

     以上。三鷹・吉祥寺のペットドクター いのかしら公園動物病院の石橋でした。