2016.07.07

●たなばた●

本日もお立ち寄りありがとうございます。
 
 本日7月7日の七夕は、当院の開業記念日です。

 2000年の7月7日に開業してから、17回目の記念日。あの当時は、ここに住んでました。開業準備がぜんぜん間に合わなくて、前日の朝4時ごろまで院内清掃とかしてて、倒れこむように宿直室 兼 住処(すみか)のパイプベッドに倒れこんで、そのまま記憶が飛び・・・うわ! やばい!時間だって、シャッターをあけたら、そこには既に患者さんが待っててくれました。

 開業初日、患者さんが誰も来なかったら寂しかろうということで、朝一番で駆けつけてくださったMさん。それから17年、いまでも時々ネコと新顔の柴犬をつれてお見えになりますが、あの日のMさんの優しいお顔は忘れられません。

 米吉くんのお母さん(当ブログ、沖縄食材の大量差し入れでお馴染みのマスター・チヨ)には、毎日毎日 晩ご飯のおかずを届けていただきました。腰痛で動けなくなったときには、リリカのお母さんに車で整体に運んでもらったっけ・・・。

 最初がそんな感じだったおかげでしょうか、それから沢山の優しい飼い主さんに支えられて、今日まで頑張ってこれました。感謝の気持ちでいっぱいです。

 あの朝、私が知らない東京のどこかの空の下で、おむつをつけてヨチヨチしていた3歳児が、いま、うちの看護業務の一切を背負って頑張ってくれています。なんか不思議です。

 昨日、飼い主さんの声 のコーナーを更新しました。ノアちゃんの飼い主さんから、応援メッセージをいただいたので、ありがたく掲載させていただいたのですが、ほんとに恐縮です。ありがとうございました。

 飼い主さんの声のコーナー。
 マダム・ジャカランダは、自作自演だと思われるのがオチだからやめとけ!とアドバイスをくださいました。たしかに、その可能性は否めません。彼女のアドバイスはいつも冷静かつ適切かつ愛情がこもっていて、凹んだときにはいつも救われています。ちなみに、彼女も獣医さんです。怖いけど美人です。

 たしかに、自作自演と勘繰られるダサい企画かなとも思いました。マダムジャカランダのアドバイスは、従っておいて間違いありません。でも、うちには最先端の医療機器があるわけじゃないし、何かウリを書けとホームページの会社の人にいわれても、困るわけですよ。うちのウリといったら、飼い主さんからの応援の言葉と、頑張って働いてくれるスタッフくらいですからね。なので、こっぱずかしいコーナーなれど、飼い主さんからの声のところは残すことにしました。

 第一号は、ミントちゃんのお母さんが書いてくださいました。ミントちゃんの場合、問診の半分が、うちの娘の教育の相談という・・こっちがお金を払うべきじゃないのか?という不思議な関係となっておりますが、ミントちゃんのお母さんのおかげで、うちの娘は、父親に似ず、算数が好きな子になれました。
 算数が大丈夫 という意味では、ラブくんのお母さんにそろばんを習っていることも大きくプラスになっています。
 手術が入った時、米吉くんのお母さん(マスター・チヨ)が娘をあずかってくださった・・なんてこともありましたなぁ・・。迎えに行ったら、米吉家のお孫ちゃんたちにまざって、楽しそうにしてましたねぇ。

 17年間。主として、こんな調子でやっております。
 ありがたいことです。

 今日のお写真は、西表の師匠が、ここ2日の私のブログを読んで心配して送って下さったものです。夕焼けが夜空にかわっていく景色が大好きだって話。師匠にしたのか覚えてませんが、心の通じ合ったものどうしの奇跡なんでしょうか。いい写真を送っていただきました。波の音と、鳥の声を楽しみつつ。どこかの民家から聞こえてくる、遠い三線の音色を肴に、まだ暖かい岩の上に寝そべって泡盛を飲む(主としてラッパ飲みかか茶碗酒)・・・そんな極楽浄土の写真です。

 テツさんよぉ・・あれ、朝焼けの写真だったんだぜ。ってなオチがつくのかな。

 今後ともよろしくお願いします。

    以上。三鷹・吉祥寺のペットドクター いのかしら公園動物病院の石橋でした。