2016.04.07

●猫●

本日もお立ち寄りありがとうございます。

 私が、譲渡会というものを初めて体験したのは、中学生のころ。東京農工大学の学園祭で、犬と猫の里親さがしのコーナーがあったので毎年見物にいきました。おそらくは獣医の卵であろうお兄ぃさんやお姉ぇさんたちが、汚ったない白衣をきて、これまた汚ったない仔犬と仔猫を並べて、見物客に一生懸命、飼って下さいっ!って熱弁をふるっていました。

 当時はウイルス検査はおろか、まともなフィラリア予防薬もなかったですから、もらわれていった仔犬仔猫がいろんな理由で発症して死亡したことは想像に難くありません。

 あげる方も もらう方も かなりアバウトでおおらかな世界だったと思います。

 最近の譲渡会はだいぶ様子が変わりましたね。個体の健康状態もある程度確保されてますし、里親の資格審査もそこそこ厳しいようです。昔のようなおおらかさが無いぶん、主催者の方たちはいろいろ運営が大変だろうなぁと思います。

 写真は10日後に開催される譲渡会のお知らせポスターです。井の頭公園でやるみたいですね。気持ちよく晴れて、温かい日でありますように。

 空前の猫ブームの中。 猫の価格が高騰し、ブリーダー数が少ないことと相まって、ペット屋さんも品薄に困っているとか。今、猫を飼おうと思ったら、譲渡会を覗きに行くのがいちばんいいかもしれません。

 あなたが里親になれば、空きが出来たぶん、保護団体は次の1頭を引き受けることができます。どうか足をお運びいただきますよう。

 良い出会いがありますように。

   以上。三鷹・吉祥寺のペットドクター いのかしら公園動物病院の石橋でした。