2016.01.30
●支援物資●

本日も、お立ち寄りありがとうございます。
勤務医が沢山いるような動物病院では、病院の中に寝泊まりできる一角を設けていることがあります。宿直室ってやつですね。
獣医が二人しかいない小さな動物病院であるにもかかわらず、当院にもそういうスペースがあります。2000年の開業当時、「将来、別の場所に住める経済的ゆとりができたらここを宿直室にすればいいから、とりあえずここで暮らそう」と、病院に住んでました。人の暮らしとしてはどーよ?という環境ではありましたが、背に腹はかえられません。
深夜・早朝も電話がなりやまず、番号が似ていたのか、セブンイレブンのバイト君が遅刻しますという電話をしょっちゅうくれました。当時はいちいち大真面目に対応していたので、慢性的な寝不足でした。
陽は全くあたらないので、洗濯物や布団を天日で乾かしたことがありませんでした。
それでも3年ほど頑張ってここにとどまり、皆さまの支えでなんとか病院経営も軌道に乗り、ようやく陽のあたるアパートを借りられたときは、「洗濯物が干せるっていいよなぁ~」と感動したものです。
写真は、マスター千代再び の図
今回は、マスター千代の同志、チャロママがメッセンジャーとして物資を持ってきて下さいました。
マスター千代宅のお孫さんに流行性感冒の疑いありや?ということで我々への伝搬防止を配慮してくださったのと、久々にチャロママと会いたいだろうという配慮だった様です。チャロママも開業当時からの患者さんで、チャロの死後は、ここ数年なかなかお会いする機会がなかったのですが、久しぶりに思い出話に花をさかせ、近況を報告しあうことができて嬉しかったです。
そんな気配り雀のマスター千代ですが、病院の奥に住んでいた不遇の時代、晩飯を作る暇もなかろうと、毎日のように、何か一品届けてくださっていました。親戚のおばさんとかじゃないのに。
毎年、夏になると思いだしますが、夏野菜のプロバンス風ってのと、ナスとオクラの揚げびたしってのが美味しかったです。あんときゃ 毎日ぐったりでしたからね。ちょうど、給食のメニューに歓喜する小学生の気分でした。
毎日 ぐったりってのは、まぁあの時と変わらないし、むしろ悪化してる気もしますが、十数年の時の経過で培った、地域との心のつながりが支えとなって、昔のような先行き不安感は少なくなったように思います。
今も時々、宿直室となった奥の部屋に泊ることがありますが、相変わらずよく電話がかかってきます。メッセージを残さない電話が多いので、今の暮らしの中では水面下の電話ということになるのですが、電話機の傍で寝ていると、「実際は相変わらずいっぱいかかってるのね」と感心します。セブンイレブンのバイト君からの電話もあいかわらずです。遅刻の話を留守電に入れ始めるので、ついつい、親切心で出てしまい「番号が似ているみたいだけど間違いだからちゃんとかけなおしたほうがいいよ」って教えてあげてしまうのですが、次こそは店長かバイトリーダーになりすまし、「わかった。でもなるべく早く来いよ!」って言って切ろうと思います。
さて。今日もいちにちノビ・ノビと。各人の持ち場で奮闘してまいりましょう。
以上。三鷹・吉祥寺のペットドクター いのかしら公園動物病院の石橋でした。
勤務医が沢山いるような動物病院では、病院の中に寝泊まりできる一角を設けていることがあります。宿直室ってやつですね。
獣医が二人しかいない小さな動物病院であるにもかかわらず、当院にもそういうスペースがあります。2000年の開業当時、「将来、別の場所に住める経済的ゆとりができたらここを宿直室にすればいいから、とりあえずここで暮らそう」と、病院に住んでました。人の暮らしとしてはどーよ?という環境ではありましたが、背に腹はかえられません。
深夜・早朝も電話がなりやまず、番号が似ていたのか、セブンイレブンのバイト君が遅刻しますという電話をしょっちゅうくれました。当時はいちいち大真面目に対応していたので、慢性的な寝不足でした。
陽は全くあたらないので、洗濯物や布団を天日で乾かしたことがありませんでした。
それでも3年ほど頑張ってここにとどまり、皆さまの支えでなんとか病院経営も軌道に乗り、ようやく陽のあたるアパートを借りられたときは、「洗濯物が干せるっていいよなぁ~」と感動したものです。
写真は、マスター千代再び の図
今回は、マスター千代の同志、チャロママがメッセンジャーとして物資を持ってきて下さいました。
マスター千代宅のお孫さんに流行性感冒の疑いありや?ということで我々への伝搬防止を配慮してくださったのと、久々にチャロママと会いたいだろうという配慮だった様です。チャロママも開業当時からの患者さんで、チャロの死後は、ここ数年なかなかお会いする機会がなかったのですが、久しぶりに思い出話に花をさかせ、近況を報告しあうことができて嬉しかったです。
そんな気配り雀のマスター千代ですが、病院の奥に住んでいた不遇の時代、晩飯を作る暇もなかろうと、毎日のように、何か一品届けてくださっていました。親戚のおばさんとかじゃないのに。
毎年、夏になると思いだしますが、夏野菜のプロバンス風ってのと、ナスとオクラの揚げびたしってのが美味しかったです。あんときゃ 毎日ぐったりでしたからね。ちょうど、給食のメニューに歓喜する小学生の気分でした。
毎日 ぐったりってのは、まぁあの時と変わらないし、むしろ悪化してる気もしますが、十数年の時の経過で培った、地域との心のつながりが支えとなって、昔のような先行き不安感は少なくなったように思います。
今も時々、宿直室となった奥の部屋に泊ることがありますが、相変わらずよく電話がかかってきます。メッセージを残さない電話が多いので、今の暮らしの中では水面下の電話ということになるのですが、電話機の傍で寝ていると、「実際は相変わらずいっぱいかかってるのね」と感心します。セブンイレブンのバイト君からの電話もあいかわらずです。遅刻の話を留守電に入れ始めるので、ついつい、親切心で出てしまい「番号が似ているみたいだけど間違いだからちゃんとかけなおしたほうがいいよ」って教えてあげてしまうのですが、次こそは店長かバイトリーダーになりすまし、「わかった。でもなるべく早く来いよ!」って言って切ろうと思います。
さて。今日もいちにちノビ・ノビと。各人の持ち場で奮闘してまいりましょう。
以上。三鷹・吉祥寺のペットドクター いのかしら公園動物病院の石橋でした。