2016.01.21

●追悼 反省●

同日に2回ブログを更新することはないのですが、一日の終わりに大変ショックなお電話をいただき、今の気持ちを書くことにしました。

 私は、先日、小鳥を誤診してしまったようです。その小鳥は一週間ほどで亡くなり、死亡時に転院した病院にて私が見落とした症状を指摘されたのだそうです。

 本当に申し訳ないことをしました。残念です。

 症状からは、たしかに鑑別診断リストに入るのは間違いの無いことで、しかも これは珍しくもなんともない病気であり、見落とすほうがおかしいというものです。私もその可能性は意識し、十分に触診したつもりだったのですが、かなり高い確率で、除外して良いと判断していました。

 あのとき、さらにレントゲン撮影や超音波検査などをしておくべきだったと思います。

 ミニマムな検査にこだわるあまり、あるいは触診能力を過信するがあまり、大切な小鳥を死なせてしまいました。

 苦しむ小鳥を看ながら、一週間も同じ苦しみを味わわれた飼い主さんに心からお詫びしたいと思います。また、本当なら声も聞きたくないはずの相手である私に、結末の電話をくださった飼い主さんに感謝いたします。

 亡くなった命はもどりませんが、今回の出来ごとを反省し、今後の教訓とさせていただきたいと思います。