2017.10.07

●パソコン復活●

本日もお立ち寄りありがとうございます。

 安否確認が来るレベルのご無沙汰で、申し訳ありません。

 パソコンが寿命をむかえ、再設定に時間がかかっておりました。 

 某動物園の話題のつづきをば。

 ウサギ・ネコ・イヌと3連打の「館・やかた」で受けたダメージをひきずりながら辿り着いたのが、「昆虫サファリ」というコーナー。

 しかも爬虫類展を併設というサービスぶり。

 動物園の敷地内の林をネットで仕切って、中に放たれた昆虫たちを観察しようという企画のようです。

 中の全く見えない黒い農業用ネットを前に、否が応でも期待が高まります。

 いや・・むしろこの雑な仕事っぷりを見た段階で中身は想像できたんですけどね。

 子供のころに、吉祥寺のデパートの屋上でやっていた昆虫放し飼いコーナー(正確には、ペット生け捕り大会 という、今では絶対にNGな企画です。会場では、逃げ惑うハムスターやモルモットや手乗りインコを捕獲し放題。もちろん親が買い取り。金網の中の特設雑木林でカブト・クワガタ捕り放題。もちろん親が買い取り。というシステムだったそうです←同級生から聞いた話)に、絶対に連れて行ってもらえなかった私としては、ほぼ仇討ちに近い想いで迷うことなく入場!

 入場料も館シリーズと一律だそうで。上等です!受けて立とうじゃありませんか。

 なんたって 動物園を養ってるくらいの気概があります。さようなら野口英世先生!

 石垣島のパチンコ屋さんを養っていると公言するロビンソンさんには、遠く及びませんが、とにかく 行け!

 そうして、不必要に勢いよく入場した「昆虫サファリ」は予想以上にすごかった。

 季節が遅いし、標高が高いもんだから、そりゃ寿命が来ちゃったよね・・・カブトムシくんたち。

 だいぶ時間が経っちゃったのかな・・パーツもバラバラになっちゃって。うん。大丈夫。生き物には詳しいほうだから、バラバラのパーツだって、ちゃんと君たちがカブトムシだったってことは判るよ!

 そして爬虫類。

 うちの患者さんの中でも、ひときわ平凡でポピュラーなペット爬虫類(ひらたく言えば、年中みてる子たち)とおんなじ種類の子たちが、なんのひねりも観賞価値もない雑な容器に入れられて、林の中のルートにポツンポツンと置かれています。

 温度低くて大丈夫なのか?と気を揉むことはあっても、「眼福でございました!」と唸ることはない。

 動物園でガラパゴスのウミイグアナは見たくないけど、いくらなんでも普通種すぎるわ!

 おいコラ! 職員の飼ってる私物を並べたろ!!というクレーム叱咤激励が喉まで出かかってましたが、手の施しようのないくらいガリガリに痩せているアオダイショウ(神田上水にも多数生息してます)を見て、萎えました。

 いやぁ。楽しかったなぁ。たくさんのカブトムシのバラバラ死骸と、ほぼ毎日診察してる普通の爬虫類が見れて!

 って声に出したら「お父さんやめて!」と娘に腕をつかまれました。

 出口付近には、池がありましてね。ここでザリガニ釣りが楽しめるようになっています。

 頭に血が上りかけたお客さんをクールダウンさせる作戦なんでしょうか。

 いつ交換したんだよっ!て感じの、竿につけっぱなしでフヤケきったスルメで、いざ!ザリガニ釣りです。

 使いまわされすぎて匂いが弱いからザリガニくんたち、ほぼ無反応。

 さすが昆虫サファリ。故カブトムシ・ありきたりの爬虫類・やる気のないザリガニと、運営方針にブレがない。

 ザリガニにシカトされるって かなり屈辱的です。

 結局、あの手この手でザリガニを誘ううちに、だんだん面白くなってきたりして。 いや・・向こうはそれを狙ってたわけじゃないと思いますよ。

 スルメの交換すらケチらざるを得ない困窮感を感じることはあっても、サービス精神はカケラも感じられません。

 いやぁ。もうね。フルに動物園を養った手ごたえを感じる一日でした。

 でも。 また行っちゃうんだなぁ・・この動物園に。

 写真は、ようやく再開した病院前の花壇です。

 まだ8割程度の復活ですし、本命のビオラの季節までの「繋ぎ」ですが、そこそこ綺麗に咲いていますので、お近くにお立ち寄りの際には、ぜひ 愛でてやってください。


  以上。三鷹・吉祥寺のペットドクター いのかしら公園動物病院の石橋でした。